こんにちは!
毎朝全社員が参加する朝礼に、一匹の猫が参加しています。
ラジオ体操が終わり、全員が円になると、どこからともなく現れます。
そしてひととおり輪の中を歩いた後、従業員の足元で立ち止まり、円の中心を向いて座り、みんなの話を聞いています。
発表している人の足元によく座っているのですが、社長の革靴が大好きで、靴ひもを引っ張り、ほどいて、気が済むとまた社長の足元に座りなおして朝礼を聞いている姿が本当に可愛くて、毎朝癒されます。
この猫ちゃん、みんなから「マフィア」ちゃんと呼ばれています。
去年の夏頃、西川商会に検品の為に駐在しているドミニカ共和国から来たスタッフが、お昼ごはんを野良猫にあげていたのがきっかけで、懐くようにになりました。
ドミニカのスタッフが帰国した後は、タイのスタッフがごはんをあげていたのですが、そのスタッフも帰国し、私がキャットフードをあげるになりました。
餌が無いとどこかへ移動し、交通事故にあったり、餓死したり、カラスに狙われたりと、野良猫には危険がいっぱいです。
冬になり、雪が降り、寒そうにしているのを見ると、うちの家で飼っている猫と大違いで、本当に寒そうで、誰かこの子達の家族になってくれないかな・・・?と思うようになりました。
ネットで調べると、「地域猫」や「TNR」というワードで地域の人が野良猫を管理し、去勢の話や、餌や水、トイレ、寝床の作り方が載っていました。
猫は放っておくと1年で8匹も子供が生まれます。
去勢や避妊手術は、マーキングをしなくなったり、その子が病気になるリスクが減り、おとなしくなり、鳴き声が減るなど、人にとっても良い事が多いです。
更に調べてみると、鳥取市保健所では地域猫を推進、支援しており、避妊手術に補助金も出る事がわかり、先月、7頭の猫を手術しました。
全く触れない猫ばかりなので、3日かけて捕獲機で捕獲し、そのうちの1匹は、まだ小さめだったこともあり、SNSで里親を募ると、家族が見つかりました。
今はおうちで餌や喧嘩の心配もなく、ぬくぬく日向ぼっこしています。
本当は、どの猫にもお家でぬくぬく、人から愛される事を知って欲しいものです。
ちなみに、地域猫として不妊手術、去勢手術を行った猫は、耳が桜の花びらのようにカットされています。
メスは左耳、オスは右耳にその目印があります。これは既に手術が終わっているというサインです。
鳥取県では保健所が出向いて猫の捕獲、殺処分を行っていません。
鳥取の猫の年間殺処分は895匹ですが、大半は飼えなくなった猫を飼い主が持っていくそうです。
野良猫の悲しい事故や糞尿被害をなくそうと思うのであれば、
個人、地域、会社が積極的に「地域猫」の活動を知って、それが当たり前になる
鳥取県にしたいなぁと思っています(^^♪
今朝もまた、マフィアちゃんはきちんと朝礼に参加し、
社長の靴ひもを取って遊ぶのでした。